はじめまして。
株式会社Colorkrewの代表取締役を務める、中村 圭志です。
当社は、働き方改革に向けたWork SaaSの事業を展開しています。
生まれは新潟県で、大学は千葉大学に進学しました。
F1が好きでエンジニアになりたいという想いがあり、工学部機械工学科を選びましたが、学生生活を送るなかで、自分自身が人と接することに喜びを感じるということに気付き、新卒では豊田通商株式会社に入社しました。
商社の営業マンとしてビジネスキャリアをスタートさせ、最初はアメリカ製品の国内販売の部署に配属となりました。
その後、台湾のスタートアップとタイアップして製品を開発し、日米を中心に販売を行いました。
ドイツなどヨーロッパにも駐在し、Toyota Tsusho ID Systems GmbHという子会社の設立にも携わりました。
2010年に帰国したのですが、そのタイミングで豊田通商が買収した子会社の株式会社ISAO(現:Colorkrew)の代表取締役に就任しました。
就任時は赤字の会社でしたが、2年で黒字化し、会社やメンバーに対する愛着も徐々に増していきました。
そして、更に色んなことに挑戦をしたいと感じはじめ、2019年にはMBOして完全に豊田通商のグループから独立した形で今は経営を行っています。
▼会社の事業内容を教えてください
Work SaaSという領域の事業を展開しており、概要としては下記になります。
ちなみにWork SaaSはWork software as a serviceの略称です。
① 企業向け自社ブランドのプロダクト開発と提供
② ソフトウェア設計・開発・運用の業務受託
③ クラウド環境やセキュリティシステムの設計・構築・運用の業務受託
商品の詳細はホームページでもご覧いただけますが、「働き方や職場環境を向上させるクラウドサービス」を自社プロダクトの軸として開発・販売を行っています。
サービスを通して、オフィスの受付の無人化や、備品管理など細かいタスクも自動化し、働き方改革という視点でお客さまの課題解決をしています。
備品管理などはとても細かい話ですが、新入社員は備品の置き場所が分からなかったり、在庫管理なども意外に出来ていないケースがあり、人数が多い企業になると大幅なコスト削減に繋がるケースもあります。
元々は、セキュリティに関するコンサルティングが事業の軸にありましたが、時代の変化と共にコンサルティングから自社プロダクトの開発・販売に舵を切ってきました。
▼会社の特徴・強み
Work SaaSはハイブリッドワークという新しい働き方に対応するツールです。
2019年から感染症の蔓延に伴いリモートワークという働き方が一気に普及しました。
それに伴い、オフィスで働く価値を経営者のみならず、多くの方が考えるきっかけになったのではないかと思います。
そして、自分のライフスタイルに合わせ、出来ればリモートワークで勤務を続けたいと考えた方が増えたのも周知の通りです。
一方で、オフィスの価値に気付いた方がいるのも事実です。
例えば、対面でのコミュニケーションの持つ意味や、チームビルディングを進める上での役割をオフィスが担っていたのを、身をもって感じた方もいたのではないでしょうか。
しかし、大事なのはオフィスに出社することではなく、オフィスに出社することにより得られるメリットを従業員や会社が享受することです。
私たちのサービスは、こうしたジレンマを解消し、従業員の方がよりパフォーマンスを出しやすい環境を整備し、結果的に会社の成長にも繋げていくことを目指しています。
具体的には、これまでパソコンやオフィスでしか出来なかった作業をアプリで出先からでも簡単に出来るようにしたり、業務フローを簡素化したりなど、私たちのサービスを通して働くに付随する業務の改善を行っています。
また、ホームページにも記載していますが、これまで蓄積した多くのデータやノウハウがあるので、知見をアップデートしながら、未来を見据えて組織基盤を強化し続けているのは当社の強みだと感じています。
会社の成長に伴い、優秀なスペシャリストたちが多く参画してくれるようになり、共通の価値観でつながる、「強い」組織運営が日に日にできるようになってきているのは有難い限りです。
▼社内の雰囲気
現在、120名ほどのメンバーが集まってくれており、6割ぐらいがエンジニアで、残りがコーポレートや営業、CSメンバーで構成されています。
また、国内だけでなく「世界」への事業展開を見据えたグローバルチームを組んでいます。
海外から参画してくれているメンバーも複数いて、様々なバックボーンを持つメンバーがそれぞれの視点でプロダクトに関わり事業を推進してくれています。
元々、コンサルティングなどクライアントワークの発生する事業を展開していたので、クライアントの立場になってサービス開発や営業が出来ているのではないかと考えています。
▼今後、会社で実現したいこと
私たちのサービスは、人の動的なログを蓄積してデータ活用します。
管理ツールに入力することが面倒で、正しくデータを一元管理できないという経験をしたことのある管理職の方も少なくないのではないでしょうか。
私たちはWork SaaSという領域で、まずはHRテックという核となる部分を更に強化していく方針です。
リアルとオンラインでのコミュニケーションの良い部分を更に引き出せるように、新たなチームコミュニケーションツールやアプリの開発も進めています。
マネジメントをする際には、1on1で相手のことを知ることが大事とよく言われますが、部下が100人もいるとそれを直接実施することは実質難しかったりします。
Colorkrew Updatesというメンバーが定期的にプロジェクトの進捗を共有し、マネージャーがフィードバックするサービスも私たちは提供していますが、コミュニケーションハードルが下がるツールを導入することで、気軽にコミュニケーション出来る環境が整い、コミュニケーションの量と質が上がるので、結果的に働き方改革が実現できます。
上記でもお伝えしましたが、国内だけではなくグローバルな展開を見据え、仲間たちとマーケットに向き合っていきますので、成功体験に捉われることなくスキルを磨き挑戦を続けていきたいと思います。
▼さいごに
どんな時代でもチームで仕事をすることが、大きな事を成すには必要不可欠ですし、そこには大きな喜びがあります。
また、チームには様々なバックボーンや考えを持ったメンバーが集まるので、摩擦や衝突が起こることもよくあります。
その時に、コミュニケーションを取って相互理解や志を改めて共通認識とすることが非常に重要です。
こうした細かいコミュニケーションに訴求したプロダクトを私たちは手掛けていますが、働き方が多様化する現代において、コミュニケーションの細部にこそ、相手の心が動く要因が詰まっていると思います。
まだまだ道半ばですが、仲間と共に歩み続けます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
もし興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。