はじめまして。
株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所 代表取締役社長 横田尚哉です。
当社は、経営コンサルティングを軸とした事業を展開し、「30年後の子どもたちのため 輝く未来を遺すため」という想いを胸に、ファンクショナル・アプローチという手法を用いてお客様の経営課題に向き合っています。
▼横田様のご経歴を教えてください
小学校の頃から研究好きな子どもでした。
身の回りで起こる不思議な現象に興味を持ち、自分で調べて物事を深掘りする性格で、高校では理系のコースを選択し、大学では土木工学と橋梁の研究をしました。
新卒で社会インフラサービスへのソリューションを提供しているパシフィックコンサルタンツ株式会社に就職し、コンサルタントとして公共事業をメインにコンサルティング業務に従事しました。
仕事に取り組みながらビジネスマンとしての知見を広げるために情報収集していた際、ファンクショナル・アプローチという手法に出会いました。
ファンクショナル・アプローチという手法を用いて担当するお客様の事業課題に向き合いながら、自分なりに工夫をしてお客様へのサービスに反映することで、事業がより良いものになっていった成功体験は私の仕事観のベースになっています。
会社での1つの転機としては、30代後半で経営企画の部署に異動したことです。
ファンクショナル・アプローチを経営に活かし成果に繋がったことで、出版や毎日放送の「情熱大陸」などでも取り上げていただきました。
その後、社内スタートアップという形で新しい部門を立ち上げ、グループ会社として法人化した後、現在はMBOして株式会社ファンクショナル・アプローチ研究所を運営をしています。
▼会社の事業内容を教えてください
ファンクショナル・アプローチという手法は、GE(ゼネラル・エレクトリック)社の改善手法をアレンジしたものです。
パシフィックコンサルタンツ時代は公共事業をメインに担当し、10年間で総額1兆円分の公共事業の改善やコスト縮減総額2000億円などを実現しました。
現在は、民間のサービス業を展開する企業をメインにコンサルティングを通じた支援を行っています。
公にしている実績としては、株式会社サイゼリヤ様の改善事例があります。
元々、キッチンと席数が必要なビジネスモデルですので、お店の面積は必然的に大きくなります。
私たちが取り組んだのは、キッチンの面積を半減するプロジェクトでした。
キッチンの面積を半減することで生産性も半減するのではないかというのが一般的な考えだと思います。
それに対して私たちは、ファンクショナル・アプローチという手法を活かし、「何のためにこの面積が必要なのか」や「そもそも、誰の何のために事業を運営しているのか?」という目的の部分にフォーカスして現状起こっている問題を分解していきました。
そういう視点で既存のキッチンの設備やオペレーションを見ていくと、「何となくこの場所に設置している」や「何となくこのやり方を踏襲している」など目的が曖昧なケースもあることが分かりました。
結果的にキッチンの面積が半分でも運営できる体制を整え、コスト削減やこれまで出店できなかったエリアへの出店も実現することができました。
私たちの改善プロジェクトは、上記内容を4日間で完結する内容になっています。
社内の意思決定者や現場メンバーに集まっていただき、第三者の立場からバイアスを取り除き、ワークショップなども用いて実施します。
企業が数年かけて積み上げたシステムにメスを入れるのは簡単なことではありませんが、目的を達成するためという視点では企業側も私たちも同じ方向を向いているので、実際に企業の成果に繋がっている姿を見ると、自分たちのやっている仕事は社会にとって必要なものだと再認識させてくれる機会となっています。
▼会社の特徴・強み
ファンクショナル・アプローチという独自の手法は、企業の当たり前と思っているやり方を180°変えていく場合もあります。
多くの人は起こった問題の原因を追究し「なぜ?」という問いかけで解決しようとします。
もちろん原因を特定することは大事なのですが、過去ばかりに意識を向けるのではなく「何のために?」と未来に意識を向けることで、物事の延長線上では描けなかった未来を実現することができます。
また、「何のためにやるのか?」と問い続けることで、そこに人や企業の想いが出てくるので、事業に対しての当事者意識が強くなり、気持ちの入った仕事をする人が社内に増えていきやすいという側面もあります。
実際、4日間のプロジェクトを通して、「自分のやりたかったことが見えてきた」という声もたくさんいただいており、その方のご家族からも「仕事を楽しそうにするようになったね」と言われたとフィードバックいただいたことも多くあります。
コンサルティングに入ったお客様の課題が、一時的な改善で終わるのではなく、社内で改善活動が永続的に行われる土壌を作っていくのが私たちの仕事です。
会社のホームページにも掲載していますが、私たちの未来はいい社会であって欲しいと願っています。
今、世の中に存在しているサービスは、30年前に誰かが構想し実現してくれたものです。
私たちが介在することで、企業価値が高まり良いサービスが増え「30年後の子どもたちのため 輝く未来を遺すため」という想いが実現できるように日々邁進しています。
▼社内の雰囲気
社内には私ともう1人のメンバーが在籍しています。
コンサルティングの際は、当社のメンバーと実際にその企業で働くさまざまなレイヤーの方にプロジェクトに参画いただきます。
そのため、集まるプロジェクトメンバーによって、その時々で雰囲気は違いますが、「何のためにやるのか?」という想いは一貫してあります。
今後、時代が変わっても何のためにやるのかという想いは私たちの会社が変わらず大事にしていく部分です。
一方、目的を達成するための手段は時代の変化とともに柔軟に変えていく必要があります。
5W2Hでいうと「WHY」以外の部分は手段ですので、目的に応じて私たちの会社も常に変化し続けています。
▼今後、会社で実現したいこと
「30年後の子どもたちのため 輝く未来を遺すため」が私たちのミッションです。
人口の減少やGDPの指数に目がいき、どことなく閉塞感を感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、日本にはまだまだたくさんの魅力があり、その魅力を輝かし切れていないのが現状だと感じています。
「何のためにやるのか?」「誰のためにやるのか?」という問いは、今はまだ輝いていない魅力を引き出すために必要な考え方です。
ファンクショナル・アプローチという手法で日本企業の魅力を引き出し、そこで働く人たちも、いきいきとやりがいを感じて過ごせる世界を創りたいと強く思っています。
▼さいごに
私自身、ファンクショナル・アプローチという存在は、人生に大きな影響を与えています。
仕事だけでなく、プライベートなども活かせる考え方ですので、より多くの人に知ってもらえる機会が増えたらと思います。
上記でもお伝えしましたが、ファンクショナル・アプローチという手法は、アメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)社が運用していた手法を、日本企業が受け入れやすいようにアレンジしたものです。
日本では「働く」ということが美徳・美学として捉えられる機会が多く、相手の意図を汲み取り思い遣るというのは日本人の特徴ですので、日本人の可能性が更に広がる機会をファンクショナル・アプローチという手法を通じて創出していけたらと思います。
是非、当社のサービスに興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。