2024-05-30

知的財産を守り、企業を成長させ社会に貢献する

弁理士法人ととせ・ももとせ / 齊藤
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大阪府

齊藤様のご経歴を教えてください

はじめまして。
弁理士法人ととせ・ももとせ 齊藤 整です。

現在、大阪市北区に本社を置き、商標に特化した弁理士事務所として展開しています。

「ととせ」は10年、「ももとせ」は100年という意味があり、お客様と”とも”に末永く歩んでいきたいという想いを法人名とロゴマークに込めました。

出身は神戸市で、姉の影響もあり、小さいころから音楽に触れる機会が多く、今でもコンクールや演奏会などで、ホルンやトランペットの演奏をしています。
高校までは神戸で過ごし、大学は関西大学に進学し、大阪で一人暮らしをしていました。
大学卒業後は、日用品商社に勤務し、プログラマーとしてキャリアをスタートさせました。

学生時代からパソコンの扱いには慣れていたので、会社の経理システムや在庫管理システムの導入プロジェクトに2年ほど従事しました。
仕事に特段の不満があったという訳ではありませんが、同期入社の友人が弁理士事務所に転職した話を聞いたことをきっかけに、私も弁理士という仕事に興味を持ち、一念発起し弁理士を目指すことにしました。

会社を退職し資格取得に向けた勉強をスタートさせましたが、そんな時にバイクで事故をしてしまい、入院生活を余儀なくされました。
結果的には入院中やリハビリをしている期間に勉強に集中することができ、弁理士試験の一次試験に最短のタイミングで合格することが出来ました。

また、一次試験に合格したタイミングで、大手の弁理士事務所から内定をもらうことができ、弁理士事務所での仕事をスタートさせました。
10年ほど修行をさせていただいた後、別の弁理士事務所に経営パートナーとして転職し、弁理士実務に加えて組織運営や経営などについても様々な経験を積ませてもらい、2012年に「弁理士法人ととせ・ももとせ」の前身となる、齊藤特許商標事務所を設立しました。

事業内容・会社の特徴・強み・雰囲気を教えてください

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▼会社の事業内容を教えてください
商標に特化した弁理士事務所として運営をしています。
商標といっても、出願や審判、鑑定、調査、契約代理、訴訟など業務は多岐にわたります。
国内だけでなく、海外案件も手掛けており、シンガポールにも現地法人を設立しました。
また、商標を軸としたブランディングも手掛けています。
お客様に言われたことをそのまま事務処理するのではなく、そもそも、なぜこの商標が必要なのかを一緒に整理し、ブランド構築に向けたサポートをしています。

お客様は大手メーカーの他、中小企業など規模は様々ですが、商標や知財の分野に限らず、海外進出したい企業から様々な分野について相談をいただいた場合は、知り合いの信頼できるパートナー企業を紹介するなど、包括的なサポートが出来るように心がけています。

▼会社の特徴・強み
特徴は大きく分けて4つあります。

1つ目は、商標に特化している弁理士事務所は全国的にみても珍しく、多くの商標実務経験に基づくノウハウが蓄積されていることです。新しいタイプの商標とばれる新制度にもいち早く対応し、日本で最初の”音のみからなる商標”を代理するなど、幅広い分野のお問い合わせをいただいています。

2つ目は、商標を通したブランディングのサポートが出来ることです。一般的な弁理士がブランディングの知識まで有しているかといえば、残念ながらそうではありません。そのため、一般的な弁理士のイメージとして、市場や競合の分析といったコンサルティング分野や、パッケージ・ロゴなどのデザインといったクリエイティブ分野は苦手としており、事務的な出願手続の代理だけを行っていると思われてしまいがちです。
もちろん、事務的なサポートも大事な仕事なのですが、我々はブランディングに関する研鑽を怠らず、商標を通したブランディングをお客様に提案しています。

構築したブランドにどういったデザインやネーミングを採択すれば消費者に認知されブランド化されやすいのか、それらをどう権利化し保護してくのがベストなのか、これらを踏まえて話を進めていくので、経営戦略に直結する話になることも多々あります。

また、商標を出願するにしても、将来的な業務の展開やブランドの拡張を見据えてあらかじめ必要な部分を権利範囲に含めておいたり、逆に、そのブランドからすると明らかに不要な分野を省いたり、海外へブランドを展開をするような場合においては諸外国の法制度を考慮したアドバイスを行ったりと、それぞれのブランドにフィットする権利化ができるようなアドバイスを心がけています。

3つ目は、お客様との対話を大事にし、寄り添うことを大事にしています。
対面、オンライン問わず、お客様に丁寧なヒアリングを行い、顕在的なニーズだけでなく、潜在的なニーズも引き出せるよう、メンバー全員が心がけています。

事務的なやり取りであれば、オンラインで済ませられる便利な世の中ではありますが、都合が許す限り、極力、お客様に直接お会いして話を伺うようにしています。
直接会うことでお客様の雰囲気を感じ取れますし、オンラインだと少し聞きにくいことや言い出しにくいことなどを引き出せたり、商標を使用する商品を実際に手にとって見せてもらうことで分かることもありますし、オンラインとリアルとでは入手できる情報量に大きな差がでます。

4つ目は、国内外問わず商標の対応が出来るという点です。
国内のお客様が海外に進出するに際して商標の登録を希望される場合もあれば、海外の企業が日本に進出するに際して商標の登録を希望される場合もあり、様々なパターンに対応することが可能です。

▼社内の雰囲気
現在、私含め10名の仲間と一緒に仕事をしています。
柔らかく穏やかな人柄のメンバーが多く、事務所の雰囲気は明るいです。怒鳴り声やピリピリした雰囲気などとは無縁の職場ですね。
業界未経験から入社しているメンバーも多く、比較的、人を育てるという風土があるかと思います。私自身が全く違う業界からの転職だったので、先輩メンバーが後輩を育ててくれている姿を見ると嬉しく思います。

また、業務の一環として、英会話や判決等の勉強会などの機会を勤務時間内に定期的に設けています。
個人的には、視野を広げながら仕事に向き買って欲しいという想いがありますので、メンバーには積極的に学びの場に参加して欲しいなと思っています。

その他、月に1回、お客様向けにニューズレターを送っておりまして、その際、メンバー全員にフォトエッセイを準備してもらっています。それぞれの人柄が伝わることで、「当社の案件を担当してくれている◯◯さんはこういう人なのか」といったように、お客様も自分たちに興味を持って下さるといいな、と思います。
レター内では、漫画家の方に依頼し、毎回職場内のメンバー紹介などを兼ねた連載漫画も描いてもらっています。私自身も含め、人から見た自分がどのように見えているかを気づく良い機会になっています。

個人的には一人ひとりがそれぞれの個性を伸ばし、人間力を磨きながら各人がやりたいことを実現していって欲しいなと思っています。

今後、会社で実現したいこと

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▼今後、会社で実現したいこと
ビジネスですからお金を稼ぐことは大事ですが、商標などの知財の知識を活かして社会貢献をしていきたいと考えています。

商標専門の弁理士として活動する中で、商標の知識を知っていることで会社の損失を事前に防げた出来事に数多く出会ってきました。また、日本は技術一辺倒なところがありますが、うまくブランドを育てることにより、日本の企業の価値はもっと向上すると信じています。日本はとてもいい技術やサービスを持っているのに、それをブランド化する知識が圧倒的に足りていません。これは会社単体の問題だけでなく、商標やブランドに関する知識の不足が日本全体にとっても大きな損失になっていると感じています。

また、個人的には小学校などに知財を教える出前授業をよく行っておりますが、やはり1人の力には限界があります。日本の将来を担う大切な子どもたちに、知財やブランドの重要性などをもっと組織立って伝えていけたら、という願いを持っています。

ビジネスを通して自分自身が成長できたらと思いますし、自分が学んできた知識と経験を活かして、社会に恩返しができたらと常々考えています。

▼さいごに
商標という世界は、まだまだみなさんに認知されていないと感じています。
最初は小さなアクションかもしれませんが、商標やブランドの価値・重要性を多くの人に伝えながら、関わる人たちを少しでも幸せに出来ればと思います。

また、当法人では、未経験の方も積極的に採用していますので、ご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。

profile

氏名
齊藤
役職
代表
Facebook
https://www.facebook.com/sei.saito.58

Introduction

企業名
弁理士法人ととせ・ももとせ
所在地
大阪府大阪市北区東天満2丁目9番4号
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