はじめまして。
株式会社イルサルト 代表取締役 末廣徳司です。
現在、経営者専門のスーツの仕立て屋として事業を展開しています。
本社は大阪で、東京の代官山にもサロンを構え、その他、出張ベースでオーダー会なども開催しています。
出身は奈良県で、中学と高校は大阪で過ごし、大学は早稲田大学に進学しました。
大学在学中は、セレクトショップのユナイテッドアローズでアルバイトをし、卒業後は、大手アパレルメーカーの株式会社ワールドに入社しました。
祖父が紳士服、父が婦人服の事業を展開していたこともあり、アパレルは身近な存在でした。
そのため、何となく私もアパレルの道に進むのかなという想いが小さなころからありました。
ユナイテッドアローズでは、業界では名の知れた専門家の人たちがたくさん在籍し、私にとっては刺激的な日々だったことを鮮明に覚えています。
新卒で入社したワールドでは、同じアパレル業界とはいえ、ユナイテッドアローズとは全く違う環境で最初は戸惑いました。
最終的には、商品企画や原料調達、生産管理など、商品の企画の部分から完成品になるまでの一通りの仕事を担当し、上海ワールドでの駐在も経験しました。
海外でのビジネスにも携われたことは、自分のビジネス人生において貴重な経験となりました。
ワールドでは、1週間に5万点以上売り上げるヒット品番を手掛けたり、会社の販売記録を更新するなど充実した日々を送っていましたが、エンドユーザーの方が商品を手に取り、直接喜ぶ顔が見えないことなどモヤモヤした気持ちもあり、退職して、家業に入る決断をしました。
ただ、家業の婦人服の小売店というのは自分にとって未知の領域でもあったので、上手くいかないことが多かったのも正直なところです。
そんな中でも、人と会う機会を増やし、セミナーなどにも足を運び、インプットの量を増やすことで現状を打破したいという気持ちはありました。
ある時、「末廣さんの好きなことは何?」と問われ、「ポルシェとメンズ服が好きです」と私は答えました。
すると、「それなら、ポルシェ好きな人の服に携わる仕事をしてみたら?」とアドバイスをいただき、当時、4店舗あったお店の片隅に、自分がこだわって仕入れたネクタイを置いてみることにしました。
不思議なことに、自分が良いと思ったネクタイを置いたことで、お客様から声を掛けていただくことが増え、これまで培った知識が、人のために役立っているという感覚も芽生えました。
そして、自分が人のために役立てることは何かを考え、初期費用を掛けずにできる、法人向けの着こなしセミナーと、出張スーツの仕立てを始め、2009年2月には株式会社イルサルトを設立しました。
▼会社の事業内容を教えてください
経営者専門のスーツの仕立て屋として事業を展開しています。
経営理念を身に纏うという想いを込め、会社の顔に相応しいスーツを仕立てるのが私の使命です。
見栄えが良くなることで自信がつき、一人でも多くの経営者が元気になってくれる未来を創ることが、結果的には社会の発展の一役を担えると思っています。
スーツを仕立てる際は、経営者の方の想いやありたい姿を伺い、次回、それを踏まえ、スーツにどのような想いを込めていくかをプレゼンします。
このプロセスを踏むことで、「今、似合う服」ではなく、「将来その方が見栄える服」をご用意することが可能になります。
また、オシャレな服と仕事で評価される服は全く別物のため、この辺りの観点も踏まえてお客様と向き合っています。
▼会社の特徴・強み
経営者の方に特化したスーツの仕立て屋というは特徴ですが、スーツを通してブランディングのお手伝いをしているという点も、特徴の一つです。
経営者の方のお話を伺った上で、ご自身で言語化できない部分を私がお伝えすると、喜んでいただけることが多いです。
学生時代からアパレル業界に身を置いていますが、これまでの経験や知識が、お客様の役に立っているという実感があると、この仕事をやってきて良かったと強く感じます。
▼社内の雰囲気
従業員や職人の方、パートナー企業の方に支えていただきながら会社運営をしています。
全員がプロとしてそれぞれの役割を全うすることで、お客様に満足いただける価値を提供できるのではないでしょうか。
また、経営者の方は日ごろからたくさんの人に会われているので、その方々のパートナーとし相応しい存在であるために、私自身も経営者として成長し続けようという意識があります。
もっと多くの人に、私たちのことを知って欲しいという想いはあります。
お陰様で、これまでスーツを仕立てていただいたお客様から、「仕事が上手くいった」や、「お取引先から身なりについて褒められた」など、有難い声をいただく機会もたくさんあります。
そのような声をいただく度に、自分たちのやっている仕事は価値があるのだと感じることができます。
そうした価値をより多くの人に知っていただくことで、まだまだ経営者の方のお力になれることはあるのではないかと考えています。
▼さいごに
私自身、好きを仕事に取り入れることで、オリジナリティが生まれると思っています。
これからも、私たちだからこそできる仕事を突き詰め、お客様から必要とされる存在であり続けます。
是非、少しでも興味を持っていただいた方は、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。