2026-06-25

社会の「当たり前」を支えるITメーカーの挑戦。「100億企業」を増やし、次世代へ繋ぐ未来

アズウェル株式会社 / 代表取締役 / 鷹羽 浩介
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愛知県

信頼と期待から生まれたアズウェルの現在地 ―さらなる飛躍の時―

はじめまして。
アズウェル株式会社の代表取締役を務める鷹羽浩介です。

アズウェルは、市役所や官公庁といった公共システムの領域から民間システムまで、自治体や中小企業などのIT化・DXの内製化を支援している会社です。2012年の創業以来、愛知県名古屋市を起点に東京・大阪・福岡と事業展開し、多くの人々に支えられながら成長してきました。
気づけば14期目を過ぎ、2026年10月には15期目を迎えます。

私たちが中心に手がけるのは、人の誕生から最期の時を迎えるまでの住民業務や社会保障などを司る非常に重要なシステムです。国が進める「自治体情報システム標準化」という大きな変革期の今、私たちも新たなステージへと飛び立とうとしています。

この記事では、アズウェル設立の背景や、組織を支える社員たちのこと、そして日本全体を元気にするための未来の展望まで、飾らない言葉でありのままにお話しさせていただきます。

▼【アズウェル設立】多くの縁と運が紡いだ道のり
私は愛知県出身で、前職からIT企業で自治体システム開発に携わってきました。
その会社には14年間在籍し、後年には一人でいくつもの市町村の現場を任されるようになり、熱心に仕事に打ち込んでいました。
一方で、かなりのハードワークだったこともあり、一時期は仕事のことが片時も頭を離れず、心身のバランスを崩したこともありました。この経験から「何のために働くのか」を深く考えるようになり、それが現在の組織づくりにも繋がっていると感じています。
そして、この時代に会社経営の土台ともなる実行力や判断力などを養う経験を積むことができたのも、大きな財産となっています。

担当プロジェクトが落ち着いた2012年4月、私は前職を退職し、新しい道を歩む決断をしました。
当初はIT業界以外の道も考えていたのですが、ありがたいことに前職でお付き合いのあった大手SIerの方々をはじめとする多くの方から「あなたがいないと困る」というお言葉や仕事のお誘いをいただき、システムエンジニアとしての私の活躍を切望してくれたのです。

自分が積み上げてきた価値を理解し、今もそれを求めてくれる方がいる――。
「その期待に応えたい」という一心で、私の道が繋がっていったのです。退職後は当初、個人事業として業務を担っていましたが、様々な縁と運が重なり、2012年10月にアズウェル株式会社を設立することとなりました。

▼今迎える飛躍の転換期 ――ピンチを乗り越えて成長した先に
技術者出身ですので、起業当初は初めてのことばかりで、資金繰りや採用など少なからず苦労することもありました。ですが、これまでの経験や繋がりという確かな土台もあり、大きな困難に直面することはありませんでした。

そして順調に成長を続け、2019年に東京に進出しました。しかし、その後に訪れたコロナ禍も重なり、一時は業績が大きく落ち込んでしまいました。
私たちは厳しい状況下でも、少しでも前進できるよう試行錯誤を続け、早期に成長軌道に戻すことができました。その中で様々なきっかけやチャンスに巡り合い、現在はそれらが重なり合って成熟し始め、大きな飛躍の転換期に立っていると感じています。

長年、携わってきた公共システム領域においても、これまで以上に多くのお引き合いをいただくようになりました。また、当社は富士通コアパートナーとして認定されていますが、近年さらにその連携も深めています。

アズウェルはこれまで築いてきたものを基盤として歩み続け、今では60人ほどの社員を抱える組織に成長しました。当社に魅力を感じ、多くの仲間が集まってくれていることを心からありがたく思います。
こうして大きく躍進できる機会に恵まれたのも、そうした仲間たちの頑張りがあってこそだと深く感謝しています。

▼私を支える原動力 ――経営者となって初めて見えた世界と、その責務
前職でIT業界でのキャリアをスタートさせてから、気づけば28年、私はこの業界で経験を積み上げてきました。

実は、元来の私はコンピューターよりも“形”がある「ものづくり」の方が好きな人間です。幼少期は、プラモデルやブロックに夢中になり、青年になってからは、料理作りも好きになりました。しかし、「好き」な仕事に感情的に没頭するよりも、適度な距離感を保ちながら携わる方が、結果的に息の長いキャリアを築けると考え、あえてIT業界を選んだという経緯があります。

その後、経営者という立場になり、私の原動力はがらりと変わりました。一介のエンジニアだった頃には得られなかった経験ができるようになりましたし、社員やその家族までを背負う責任感もまた、私を突き動かす力になっています。
しかし、経営者一人でできることには限りがあります。だからこそ、みんなで力を合わせ、関わる人すべてが幸せになれる会社を目指したいのです。


全国へ連携の輪を広げ、「自治体情報システム標準化」の実現に貢献する

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▼公共システムに強みをもつアズウェルが参画する「自治体情報システム標準化」
私たちアズウェルが長年培ってきた強みが、市役所や官公庁をはじめとする公共システムの領域です。出生届から、転出入、教育、納税、社会保障、そして死亡届まで、人が「生まれてから死ぬまでのインフラ」を担う基幹系システムに一貫して携わっています。

そして、私たちの新しいステージの転換期のきっかけとなっているのが、政府主導で推進する「自治体情報システム標準化」です。
2021年9月にデジタル庁が発足して以降、現在では行政手続きや医療サービスなどが、マイナンバーを通じてスムーズに行えるようになりつつあります。

この「標準化」の背景には、いくつかの要因がありますが、ここでは2つの側面をご紹介します。
1つは、自治体職員の担い手不足です。
日本全体の人口減少に伴い、自治体業務を担う職員の減少も続いています。全国の自治体システムを「標準化」することで、業務の効率化を図り、限られた人員でも行政サービスを維持できる体制を目指しています。これにより、自治体格差が解消され、住民の利便性向上も期待されます。

もう1つは、住民情報の一元管理の必要性が挙げられます。
これまで一元管理されてこなかったことで、多くの重大な問題が起こりました。年金情報が同姓同名の別の方と紐づけられてしまったり、東日本大震災では住民情報データが消失し、土地の所有者が特定できないという事態もありました。「標準化」により、社会保障や納税の管理を堅牢にし、大きな災害が発生したとしても、別の自治体が円滑にサポートできるような体制を目指しているのです。

このような国家的な取り組みを担う企業の一つとして、アズウェルも選ばれています。
これは、私を起業の道へと導いてくれた方々と深い信頼関係を築き、長年実績を積み重ねてきたからこそ掴めた機会です。この「自治体情報システム標準化」の実現に向けて、共に歩むパートナーとしてさらなる連携を深めています。

▼日本全国、誰も取り残さないために
この「自治体情報システム標準化」は、必要不可欠な取り組みだと認識していますが、一方でいくつかの問題を抱えているとも感じています。

国の予算は確保されているものの、対応を引き受けるベンダーが見つからないケースや、高度な調整・個別対応を担えるエンジニアの不足が課題として浮き彫りになっています。
加えて、自治体業務と標準化対応を並行して進める自治体職員の負担も増しています。
これらが地方に行けば行くほど、深刻な状況になっているという現実があるのです。

さらには、国が定める「標準化」以外の独自業務を持つ自治体も少なくありません。
自治体独自の子育て支援や福祉サービス、給付金などが一例ですが、こうした「標準化対象外」の対応を担う受け皿やリソースがないという深刻な状況が生まれています。

だからこそ、私たちが突破口を開くことができないかと模索しています。長期にわたり信頼関係を築いてきた大手SIerをはじめ、様々な企業と相談や調整を重ねて、取り残されている自治体現場を救う取り組みを推し進めようとしています。

私は、この想いに共感し、共に行動してくれる仲間やパートナーを全国に増やしていきたいと思っています。
私たち自身が成長することはもちろんですが、それぞれの地方が盛り上がることによって、日本全体の活性化につながると確信しています。

アズウェルは、日本の未来に貢献できる道を切り拓いていくのです。

▼全社員の約半数が女性:多様なメンバーが活き活きと働ける組織
前職での経験から、私は「何のために働くのか」が大切だと考えるようになりました。採用面接の際にも、必ずお聞きしています。
そして、アズウェルには「人間力」の高い人材が集まっていると感じています。エンジニアの会社は黙々と作業をするというイメージがあるかもしれませんが、当社のメンバーには「社会的インフラであるシステムを止めてはいけない」という強い使命感と、「お客様やチームと連携しながらより良いシステムをつくりたい」という思いを持ち、積極的なコミュニケーションを大切にする人材が多くいます。

また、当社は女性も多く活躍しています。様々な方が活躍できる場を作りたいと考え、働く環境や福利厚生なども拡充しました。女性活躍を推進するための制度や時短勤務制度もあります。その結果、現在では全社員の約半数を女性が占め、「えるぼし」認定も取得しています。
その他にも、社員がより活き活きと働ける環境を目指して、組織体制の見直しや新たな制度づくりにも取り組んでいます。
社員の幸せな未来のためにも、こうした環境を整えることが経営者としての重要な責務だと感じています。

▼経営者「鷹羽浩介」をつくった原点と新たな決意
私はもともと、人の役に立てることや、誰かに頼ってもらえることに喜びを感じるタイプです。
社会のために果たすべき役割があり、守るべき仲間がいるこの仕事は、私のエネルギーそのものかもしれません。

こうした私の性質は、「鷹羽浩介」という名前が関係しています。「浩介」の由来は、「みんなを介(たす)ける」という意味。幼少期から父にそう教えられ、自然とその姿勢が染みついていました。仕事以外でも、いつの間にか地元の集まりの幹事やPTA会長を任されるほどです。
振り返れば、周りのために率先して行動するこの性質があったからこそ、経営者として会社をここまで成長させることができたのだと感じています。

私自身、改めて周囲への感謝を噛みしめ、自分のあり方をより深く考えるようになりました。
50歳になった今、自分が目指す方向を見据え、さらに進化していくつもりです。


中小企業が成長すれば日本は強くなる——子どもたちに輝かしい未来を

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▼今後、会社で実現したいこと
今後のアズウェルの事業展開や戦略として、社会のインフラを支える「メーカー」としての役割を目指しています。

あらゆる自治体や企業が安心・安全で丁寧なシステムを常時使えるような壮大な、仕組みを構築していくつもりです。
現在の「自治体情報システム標準化」の業務において活用できるだけでなく、さらには民間企業にも展開できるような製品を計画しています。私たちの作った製品が広く浸透することで、リソースの限られた中小企業もそれぞれの強みを最大限に発揮できるような環境を目指しています。
その実現に向けて、私たちは一丸となって歩んでいきます。

▼さいごに
現在、アズウェルは「100億円企業を6000社、日本に創出する」というミッションを掲げています。

「“100億”という数字に大義があるのか」と思われるかもしれませんが、会社設立から14年、成長を重ねる中で、そのステージごとに見える景色や環境が大きく変わるのを、私自身が経験してきました。成長とともに、資金や人材も充実し、挑戦できる領域や機会も確実に広がっていきました。

だからこそ、私たちが道筋を示す存在となり、さらなる成長を目指す中小企業に、こうした実体験に基づく知見を活用してもらう取り組みを進めていきたいと考えています。

そして、私が中小企業支援に力を入れる一番の理由は、20年後、30年後の力強い日本の未来を創っていきたいからです。
変化が激しく先行きの見えない時代の中で、日本経済の成長も停滞しています。未来を担う子どもたちが、20年先、30年先に希望と自信を持って働ける国であり続けられるかを、非常に危惧しています。
私自身も子を持つ親の一人です。他人事ではありません。
日本を支える中小企業が強い経営力を持つことで、日本全体の底上げと日本経済の発展に繋がると強く信じています。

だからこそ、私たちは「100億円企業を6000社、日本に創出する」ことを目指すのです。

私は現在50歳、人生の6割ほどの地点まで来ていると感じています。
この先5年後、10年後も第一線で精力的に活躍していたい気持ちもありますが、「後進育成」を進めていくことも、より重要な責務だと考えるようになりました。会社を任せる人材や、強い日本の未来を創る企業を育てることへと徐々にシフトしていくことが、未来の私の新たな役割なのではないかと思います。

これまで築いてきた信頼の地盤と、高い使命感を持つ「人間力」にあふれた仲間たちと共に、アズウェルは日本の未来に貢献できる世界を目指し、これからも進化を続けていきます。

profile

氏名
鷹羽 浩介
役職
代表取締役
X(Twitter)
https://x.com/Takaba_Aswell
Instagram
https://www.instagram.com/kosuke_tak/

Introduction

企業名
アズウェル株式会社
所在地
愛知県名古屋市中村区名駅南1丁目16番28号EDGE名駅
事業内容
1.コンピューターソフト、ハードウェアの開発及び関連機材の企画、デザイン・設計、開発、販売、保守、賃貸

2.コンピューターソフト、ハードウェア及び周辺機器の開発並びに企画、デザイン・設計、開発、販売、保守、賃貸

3.モバイルデバイスアプリケーションとそのサービスの企画、デザイン・設計、開発、販売、保守、賃貸

4.コンピューターソフト、 ハードウェア並びに周辺機器の導入指導及びコンピューター利用に関するコンサルタント業務

5.コンピューターソフト、ハードウェア及びその関連機器による情報処理業

6.コンピューターソフト、ハードウェアに関わる業務の請負

7.コンピューターソフト、ハードウェア 技術者の企業又は個人への派遣業(一般・特定)

8.児童福祉法に基づく障害児通所支援事業

9.企業の経営者、管理者、従業員の教育訓練及びコンサルティング
10.企業経営に関する教育訓練及びコンサルティング
11.人材の教育訓練、指導及び育成事業
12.前各号に附帯関連する一切の業務
資本金
3,000万円
企業サイト
https://www.as-well.co.jp/
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