2026-01-21

過去から未来へつなぐ。企業成長のスタート地点としての周年記念事業プロデュース

特定非営利活動法人日本周年記念事業推進協会 / 長井 伸樹
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北海道

【周年記念プロデューサー長井伸樹】 誕生までの軌跡

はじめまして。
特定非営利活動法人 日本周年記念事業推進協会の代表理事を務める長井伸樹です。

日本周年記念事業推進協会は、「周年記念事業」の価値を最大化するための情報提供を専門とする特定非営利活動法人として活動しています。
企業の成長と未来を創るための周年記念事業をサポートすること、そして事業を通じて、企業と日本経済の発展に貢献することを目指しています。

今回は、私のこれまでの道のりから、周年記念事業に懸ける想いまでをお話しさせていただきます。


▼スキー教師から広告業界へ、そして選んだ独立の道
私のキャリアは、一風変わった道のりから始まりました。
高校を卒業後、一度は建築資材メーカーに就職しましたが、2年間勤めた後に会社を辞め、ニュージーランドへ渡りました。そこでプロのスキーインストラクターの資格を取り、スキー教師として働いていました。しかし、スキーの仕事は冬の間しかなく、安定を得るには難しい職業でありました故に、28歳で一度サラリーマンに戻る決意をしました。

再スタートの場所として選んだのは、私の地元である札幌市内の広告代理店の営業職でした。
「営業」という仕事を選んだのは、当時の私には特別な技術や知識、資格がなかったため、“やれること”をと考えたからです。営業職の中でも、決まった製品を扱ったり、マニュアル通りに進めるものではなく、自分のアイデアひとつで進め方や方向性を変えられる創造的な仕事をしたいと思い、「広告」という道を選んだのです。

しかし私には、自由度の低い“サラリーマン”という立場がどうにも合わなかったため、30歳のときにその会社を退社しました。そして、自ら広告代理店を起業するに至ったのです。

▼広告業界での成功と苦難
広告業界へ飛び込んでから、30年以上、この業界のあらゆる仕事を経験してきたと思います。
私は日本周年記念事業推進協会の代表理事を務めるとともに、独立以来、現在も広告会社の経営に携わり続けています。

長年、観光旅行業界のプロモーションを得意としていました。
航空会社、旅行会社、地方自治体の観光協会や観光課から多くの仕事のご依頼をいただき、インバウンドやアウトバウンド双方に関わるプロモーションを手掛けてきました。カタログやガイドブックの制作、イベントの企画・運営、Web制作など、様々なメディアを駆使して、北海道と国内外をつなぐ観光振興に尽力していました。

またそのころに、私は観光関連の業務を行うあるNPO法人の代表を引き継ぐこととなりました。
もともとは、大手航空会社を定年退職した方が「第二の人生」として、「観光で北海道に貢献したい」という想いからつくったNPO法人でした。大変お世話になった方でしたので、税理士の紹介や事務所の斡旋など、設立時のサポートをさせていただきました。しかし、その方が病に倒れてしまい、「代表を引き継いでほしい」とお願いされ、私は二つ返事で引き受けたのです。

実は、このとき引き継いだNPO法人こそが、「日本周年記念事業推進協会」の前身にあたるのですが、観光事業から周年記念事業へとどのようにして変化していったかについては、のちほどお話したいと思います。

そして、その直後に、あの新型コロナウイルス感染症の流行拡大が始まったのです。

▼“崖っぷち”で見つけた新しい道
私の経営している広告会社も、観光業界の仕事はほぼすべて止まり、売上も9割近く減少するという大打撃を受けました。
引き継いだNPO法人も活動をストップせざるを得なく、さらにはお世話になった元大手航空会社の方も体調がどんどん悪化していき、連絡も取れなくなってしまうような深刻な状況でした。

このような「崖っぷち」とも言える局面で、私たちはビジネスモデルの抜本的な転換を迫られました。
そこで出したひとつの結論として、「観光業界の仕事からの撤退」と、それに代えて「周年記念事業に特化」した広告会社への転換を決断したのです。

また、活動が停止していた観光系のNPO法人についても、同じく「周年記念事業」へのシフトを決め、名称を「日本周年記念事業推進協会」とし、定款の改定も行いました。


周年記念事業に懸ける想い、かけがえなのない価値

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▼NPO法人の活動目的
日本周年記念事業推進協会(Japan Anniversary Promotion Association)は、通称を「JAPA(ジャパ)」と呼んでおります。

事業の目的は、大きく分けて以下の3つを掲げています。
1つ目は、周年記念事業の事例情報提供セミナー事業です。セミナーなどを通して、過去の成功事例を広く社会に提供することを目指しています。

2つ目は、周年記念事業の相談受付および提言事業です。周年記念事業にまつわるあらゆるご相談に対し、具体的なアイデアや企画を提案し、事業を推進します。

3つ目は、周年記念事業のプロデューサーの育成事業で、私のような周年記念事業プロデューサーを育成し、より多くの企業のお役に立てるようにと考えています。

これらの事業を通じて、私が経営する広告会社との両輪で、企業のさらなる事業成長に貢献していきます。

▼周年記念事業への着想の原点
この、「周年記念」という分野に特化したのには明確な理由があります。

まずは、広告業界での私たちの豊富な経験や強みを最大限に活かすことができると考えたからです。
実は、周年記念事業と一口で言っても、扱う領域がとても広いのです。
一般的に、イベントやパーティ、記念品制作などと思われることが多いのですが、それは一つの手段でしかありません。
企業が考える周年記念事業の目的や目標は様々です。私たちは、観光業界のプロモーションの仕事を通じて、マスメディア、イベント、Web制作、冊子やグッズ制作など、あらゆる経験を積ませていただきました。この広域な領域をカバーできるのが私たちの強みです。
だからこそ、それを最大限に活かせる分野が「周年記念事業」だと確信したのです。

現在のマーケティングは、ターゲットやメディアを絞りこんで、特定のセグメントで自分たちの強みや独自性を発揮するのが主流だと認識しています。ホームページ制作会社一つとっても「飲食店専門」「歯医者さん専門」といったように、特定の分野に絞り込んでいらっしゃる会社もあります。
しかし、私たちは特定の業種やメディアに限定するのではなく、自分たちの強さである領域の広さを活かしていくことが武器になると考え、「周年記念事業」というカテゴリーに特化したのです。

一般的な広告会社も、依頼があれば周年記念の仕事を請け負っていますが、私たちのように、「周年記念事業専門」という立ち位置は、おそらく日本で唯一無二の存在であると自負しています。

また、周年記念事業に携わることは、仕事として非常に心満たされるものです。
特化する以前から、年に数回は周年記念事業に関する仕事を手掛けており、その価値を感じていました。そして特化したことで、お客様の大切な節目により多く立ち会える喜びを改めて実感し、深く感謝されるこの仕事が、心から価値あるものだと確信したのです。

さらに、日本周年記念事業推進協会には、コピーライター、カメラマン、製本会社、革職人、司会業など様々なプロフェショナルの方にも参画いただき、総合力の拡大を目指しています。

▼周年記念事業が目指すもの:輝かしい未来のために
我々が特にお役に立つ事ができるのは、建設会社、物流会社、製造業などのBtoB企業だと考えています。
例えば、建設業でも個人住宅を販売している会社であれば、宣伝広告活動を日常的に行っているので、周年記念の際も、そのノウハウを流用することができると思います。
しかし、同じ建設業でも公共工事がメインの会社は、日常的な宣伝活動の必要があまりなく、そうした部署ももたないため、「周年記念イヤーだから何かをやろう」となったときも、「何をしたらいいか分からない」、「どこに頼んだらいいか分からない」という課題を抱えていらっしゃるケースが多いです。私たちはそうしたお客様のサポートをしていきたいと考えています。

周年記念イヤーの真の意義は、企業課題の解決、そして新たな成長へのスタートラインを引くことです。

どんなに立派に見える企業でも、それぞれに経営課題を抱えています。
また、会社が新しい方向に舵を切ろうとすると、どうしても従業員の皆さんは慎重になり、反発があることも少なくありません。それは日々、目の前の仕事に尽力してくれているからです。経営者はそうした従業員の方の心情も理解することが求められます。

そこで、新たにスタートするために、周年記念を活用することで周囲の理解も得やすくなるのです。
例えば、70周年を迎える企業があって、さらに100周年を目指しているとします。既存事業だけでは厳しく、新領域へチャレンジする必要があります。しかし、通常の延長線上で実行すれば、社内からの反対意見が出ることも予想されます。
しかし、この70周年という節目の年を、100周年へ向けた新たなスタートとして経営者が方針を示すことで、周囲の理解はまったく違ったものになるでしょう。まさに周年記念は新たな成長へ向けてのきっかけづくりに最適なのです。

手掛けてきた中で、特に印象に残っている事例をご紹介します。
札幌市の環境サービス企業の60周年記念をトータルプロデュースした仕事です。
ご依頼を受けたきっかけは、私の経営している広告会社が25周年を迎えた際に制作した記念バッジが、その会社の役員様の目に留まったことでした。それから、私はスーツに着けていたバッジを取り、その方に見てもらい、周年記念に込められた意義や想い、実現できることをお話していきました。そうしたらなんと、その会社が近く60周年を迎えるのだと言うことを聞かせていただき、役員様から改めてお仕事の相談を受けてスタートした仕事でした。

会社の歴史や展望、未来に向けて誰に何を伝えていきたいのかなど、綿密に打ち合わせを重ね、それを伝える手段として様々な提案を採用いただきました。企業理念やミッション/ビジョンの策定、ロゴリニューアル、企業キャラクター制作、1000人規模の祝賀会の開催など、すべての業務に責任者としてプロデュースを任せていただきました。

私たちが提唱する周年記念事業は、単に、「何周年を迎えたからおめでたい」という、過去に焦点を当てたものではありません。
5年後、10年後、会社をどう発展させていくか、どのような方向性で進んでいくかという、未来を創っていく事業なのです。
今後、私と同じようなプロデューサーを育成し、周年記念イヤーの最高の活用法を広げていきたいと強く思っています。


会社経営の素晴らしさ —— 過去への感謝と未来への決意

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▼今後、会社で実現したいこと
日本には、約490万社の企業があると言われています。そのうちの99.7%は中小企業で、全体の従業者の約70%が中小企業で働いています。
大手企業での賃上げの話題はよく聞きますが、それだけでは、日本経済の底上げにはつながりません。日本経済の活性化のためには、中小企業が活性化することが不可欠で、これが日本のテーマであると私は考えています。

だからこそ、「周年記念イヤー」をひとつのきっかけとして、より強い中小企業、より強い会社経営のためのスタートラインとして活用していただきたいのです。私たちは、この周年記念事業を通じて、中小企業の活性化、ひいては日本経済の活性化に貢献し続けてまいります。

加えて、周年記念事業そのものも幸せな瞬間を生み出す素晴らしい仕事です。
経営者や従業員の方が大変喜んでくれることが、私たちの何よりの喜びです。その価値は数値評価では測れませんが、これからの企業の発展に向けて大きな役割を果たすものであると確信しています。
さらに、この周年記念事業を磨き上げ、より多彩な価値をお客様に提供できるようなビジネスモデルの構築に着手しているところです。

そして私には、この「周年記念事業」という分野で日本一を取りたいという野望があります。
現在も唯一無二の存在ではありますが、この分野における圧倒的に盤石なインフラを築き上げ、誰が見ても、「日本一」と言えるような存在になることを目指しているのです。

▼さいごに
会社の創業から10年、20年、50年、あるいは100年と、会社が存続することができたら、それは本当に素晴らしい偉業の達成です。

かつて、私がある経営塾に入ったとき、塾長が塾生たちに聞きました。
「創業して10年以上経つ経営者の方は手を挙げてください。」

そして、こう続けました。
「あなたは偉大な経営者です。会社を10年以上存続させることは、大変稀有なことなのです。それくらい会社経営は難しいことです。」

最初に聞いたその言葉が、今でも深く印象に残っています。

創業から10年以上続く会社については、様々なデータがありますが、とある情報では、数パーセントと言われることもあります。いずれにせよ、会社経営は大変厳しく難しいことなのです。
そうした中で、何年も何十年も会社経営を続けられたことは、紛れもなく素晴らしいことです。

だからこそ、「周年記念イヤー」という節目を迎えられたときには、心からやりたいことをやり、みんなで喜びを分かち合えればいいと考えています。従業員の皆さん、地域、日本全体と、その喜びの輪を広げていくのも素敵なことだと思います。私たちは、そのご支援をしていきたいのです。

ある側面では、周年記念は経営者の“ごほうび”だと私は思っています。
会社によっては、従業員の方の意見を聞いたり、任せたりするケースもありますが、様々な企業をご支援させていただいた経験から言うと、周年記念は経営者の思い通りにやった方が、満足する結果になることが圧倒的に多いです。
従業員の方への感謝や労い、そして未来に向けての想いとメッセージを、ぜひ経営者の心のままに周年記念で表現してください。
それがきっかけとなり、会社の団結力が高まったり、社内のモチベーションがアップしたりと、会社の成長につながっていくのです。また、会社の広報や人材採用活動への活用もできます。

未来へのさらなる発展に向けたスタートラインとして、経営者の頭の中に描いた周年記念の“かたち”を、最高のアイデアと豊富な経験で私たちがプロデュースします。
私たちは周年記念事業を通じて企業の未来を創り、日本の中小企業の発展と日本経済の活性化に貢献してまいります。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
ご興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。


profile

氏名
長井 伸樹
役職
代表理事
Facebook
https://www.facebook.com/nobuki.nagai
Instagram
https://www.instagram.com/nobuki.nagai/

Introduction

企業名
特定非営利活動法人日本周年記念事業推進協会
所在地
北海道札幌市豊平区平岸三条6丁目1番49号
事業内容
企業・団体が定期的に迎える『創業周年記念イヤー』
当法人は、そうした組織に対して、以下の事業を持って貢献することを目的にしています。

(1)周年事業の事例情報提供セミナー事業
•過去の事例を蓄積して、事業例を纏め社会に情報を提供する

(2)周年記念事業の相談受付及び提言事業
•無料相談窓口の開設と運営

(3)周年記念事業のプロデューサーの育成事業
•周年記念事業を全般をプロデュースできるノウハウの共有
•若手人材の育成を目的とした講座開設 
企業サイト
https://npo-japa.com
Blog
https://npo-japa.com/blog/
Youtube
https://www.youtube.com/channel/UC9X4jbv71RTBVAHRN37VfVA
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