はじめまして。
Cynthialy株式会社の代表取締役CEOを務める、國本 知里です。
当社は生成AI技術を用いた、AIによる働き方改革の支援を行っています。主に、生成AIの活用が進んでいないエンタープライズ企業向けに、生成AI活用のレベル診断から、レベルアップのための生成AI人材育成、そして活用定着化のためのコンサルティングを行っています。
また、少子高齢化の課題を解決するAIエージェント・AIバーチャルヒューマンという新しいワークフォースの創出を、お客さまの課題に合わせて提案しています。
早稲田大学大学院修了後は、SAPジャパンにてHR SaaS(タレントマネジメント領域)のエンタープライズ営業としてキャリアをスタートさせました。
エンタープライズの新規営業にも携わり、セールスのイロハを学ぶ貴重な機会となりました。
その後、AIスタートアップのCinnamonAIに籍を移し、 AIを活用した大企業向けDXの推進、事業企画、法人営業、PMなどを行ってきました。
そして、AI・DXハイクラス人材のエージェント会社を立ち上げた後、2022年にCynthialy株式会社を設立しました。
▼会社の事業内容を教えてください
Cynthialyでは、生成AIを活用して働き方を変えていくサポートを行っています。
SAPで仕事をしていた2014年頃にクラウドが今後さらに伸びると感じ、SaaSビジネス最前線にいながら、タレントマネジメント領域に携わってきたキャリアがあります。日本の旧来的な働き方・評価制度も変わる中で、さらにこれからの働き方を変えていくAIとの共存の価値や可能性を感じています。
現在事業としては主に、エンタープライズ企業向けに生成AIの定着化コンサルティングを行っています。
日本では、生成AIを導入しても従業員の10%~30%程度しか活用できていないというケースが少なくありません。
生成AIを活用するためのプロンプト(生成AIに指示や質問を与え、AIが回答を生成するために必要な入力)の使い方が分からなかったり、そもそもの全体像が分からないなど、企業によって状況は様々です。
こうした多種多様な悩みを持つ企業に対して、オーダーメイドで人材育成からコンサルティング・開発までを一気通貫で行い、AIで事業や働き方を変革していくご支援をしています。
▼会社の特徴・強み
自社内でも最先端のAIリスキリング・教育制度を通して、AI人材を育てる環境を整えています。
より現場の実態に即した人材を育てるために、業務の実務経験がある方を採用し、最先端の生成AIに関するリスキリング教育を受けてもらっています。
また、その半数が女性というのも当社の特徴かもしれません。
現場の実務に詳しいメンバーだからこそお客さまの支援を行う際に、課題抽出や打ち手がより解像度の高いものとなり、満足度の向上にも繋がっていると考えています。
また、生成AIの分野においてはまだ前例が少ないのが業界全体の状況です。
比較対象がないということは、お客さまによっては私たちが想像しているよりも遥かに期待値が高い場合もあります。
その時に弱腰になりお客さまに迎合するのではなく、自分たちが事例を作っていくのだという気概を持つことがとても重要になります。
場合によってはお客さまと摩擦が起こるかもしれませんが、お客さまの成果に繋がると信じやり切る必要があります。
技術を主語にして会話するのではなく、「何のためにやるのか」という目的意識を常に忘れず、必要な問いを続けることで道は拓けてくるのではないでしょうか。
▼社内の雰囲気
誰もが最先端のAIを常に学びあう・教えあうカルチャーがあります。最先端の生成AIツールを会社で多数導入しており、それを全従業員が無料で使用できるため、課題解決のために適切なツールを幅広い選択肢の中から選ぶことができます。
定期的に勉強会も開催しており、まずお客様を支援する前に「自分たちが最先端のAI活用・AI変革企業であり続ける」ということを大切にしています。
営業やコンサル出身のメンバーも多数採用しているため、お客さまとの関係性を構築した上で課題を正確に把握し、生成AIを単にツールの導入支援ではなく、本質的な課題解決ができるソリューションであると考えています。
働き方は渋谷にオフィスを構えながら、リモート、フレックスワークを導入しており、働く場所を限ることなく、全国から優秀なメンバーが集まってきてくれています。
オンラインでのコミュニケーションが円滑に取れるような環境づくりと、3ヶ月に1回のオール ハンズ ミーティングで直接メンバー全員が顔を合わせられるようにしています。
また、採用基準として「自走できる人」というのを1つの基準にしているため、能動的に仕事に取り組めるメンバーが揃っており、困った時にはそれぞれの領域の専門家に相談できるので、各個人のスキルアップもしていける環境だと思います。
そして、生成AIに可能性を感じて入社してくるメンバーばかりですので、生成AIの未来のスタンダードを私たちが創っていくぞという気持ちがメンバーのモチベーションにもなっています。
▼今後、会社で実現したいこと
現在は、企業への人材育成・定着化コンサルティングがメインで、丁寧にサポートをしながらお客さまの課題解決を推進しています。
ただ、人的リソースには限りがあるため、全てのお客さまのニーズに応えきれていないという側面があるのも事実です。
そのため、今後は女性の生成AIコミュニティの仕組み化を更に加速させ、より社会にインパクトを与えられるAI人材を多く輩出していきたいと考えています。
1社に1人はAI人材が必要となる未来もそう遠くないうちに訪れると感じています。
その時に先陣を切って活躍できるAI人材を1人でも多く育成することが、私たちの会社としての価値も上がっていくのではないでしょうか。
▼さいごに
私たちがプロダクト・サービスを磨き続けることは当然ですが、お客さまがAIの可能性を感じていただかなければ、未来が変わっていくことはあり得ません。
そのため、企業のトップに変革意識を持ってもらい、社内での生成AIの推進者を見つけて一緒に伴走していく必要があります。
そうした意識改革も私たちの大事な仕事だと思いますので、メンバーが一枚岩となりお客さまに向き合い続けたいと思います。
また、私が仕事をする上で大事にしていることが2つあります。
1つ目は、お客さまに対して期待以上の成果を出すことです。
成果を出し続ければお客さまは必然的に必要とし続けてくださりますし、場合によっては別のお客さまを紹介していただけるケースもあります。
実際、既存のお客さまから、かなり多くの新規のお客さまをご紹介いただいています。
2つ目は、次世代を創るAI人材の育成です。
成果を出すことにこだわるメンバーが1人でも増えることで、プロフェッショナルの集団としてより多くのお客さまにソリューションを提供することが可能です。
社名であるCynthialy(シンシアリー)は、「心から、誠実に、真心を込めて、真摯に」などの意味があります。
誠実に仕事に向き合い続けることが、新しい道が拓ける唯一の方法なのではないでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
もし興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。