はじめまして。
イマクリエイト株式会社の代表取締役CEOを務める、山本 彰洋です。
当社は、VR/AR/MRシステムの企画・開発・運用、VR/AR/MRのコンサルティング、セミナー・イベント運営などを行っており、仮想空間を軸にした事業を展開しています。
生まれは大阪の下町です。
父親が商売人で、お店に色んな人が来る環境だったのを覚えています。
多くの人と関わる機会が多かったので、比較的、社交性が高い子どもだったのでないでしょうか。
そうした環境もあってか、小学校の時からポケモンカードや遊戯王カードを友人たちに販売し、高校生の時には株式投資も始めました。
大学は神戸大学に進学したのですが、ドイツへ留学したり、バックパッカーとして世界15ヶ国ほど旅行し、この時から海外に目は向いていました。
神戸大学を卒業後は住友商事に入社し、商社マンとしてビジネスキャリアをスタートさせました。
中東などの自動車ディストリビューター及び輸出を担当し、その後、東南アジア向け電力EPCなども管轄しました。
また、在職中に自分の転機になった出来事があります。
トルコでクーデター未遂という「生と死」を身近に感じる体験をしました。
この時に、やりたいことはすぐ行動に起こさなければと感じ、一度きりの人生、自分で起業してやりたいことに挑戦してみようと決意したのを今でも鮮明に覚えています。
住友商事を退職し、最初は体験シェアリングという社名で創業しました。
開発は海外のオフショアに依頼していましたが、いくつかの問題があり今後の経営方針について考えた時期がありました。
その時に、当社の取締役 CTOを務める川崎 仁史と出会い、お互いが補完し合える関係だと想いが一致し、会社を合併し当社が産声を上げました。
▼会社の事業内容を教えてください
会社の軸としては下記3つがあります。
① VR/AR/MRシステムの企画・開発・運用
② VR/AR/MRのコンサルティング
③ セミナー、イベント運営
仮想空間を活用し、企業や医療機関の方とシュミレーションが出来る環境を作り上げ、事業展開のサポートを行っています。
プレスリリースも出しているので事例をお伝えすると下記などがあります。
・本田技研工業株式会社さま/外観品質検査×仮想空間
・住友商事株式会社さま、InnoJin株式会社さま/小児向け弱視治療×仮想空間
・富士フイルムシステムサービス株式会社さま/薬学部生向けトレーニング×仮想空間
・株式会社コベルコE&Mさま/溶接×仮想空間
製品を扱っての試験も最終的にはするのですが、その前段階では仮想空間を活用した方が、より簡単に実験の回数を重ねることができます。
また、実験の回数を重ねる場合は、実際に機材を使って実験するよりも、仮想空間を活用した実験の方が、場合によってはコスト削減できるケースもあり、クライアントさまから色んな角度で喜んでいただいています。
▼会社の特徴・強み
私自身、「体験が人生最高のコンテンツ」だと考えています。
仕事や娯楽、ジャンル問わず、実際に自らの体で感じたことは記憶に残りますし、感情も揺さぶります。
また、これまで職人技術はとても属人的で可視化することが難しい領域でした。
しかし、仮想空間を活用することで動的なデータを蓄積し、ノウハウとして目に見える形で展開できる世界も目の前まで来ています。
これまで数値化出来なかったアウトプット物の付加価値が数値化されていくことで、新たな価値発見やこれまでスポットライトが当たらなかった部分がフォーカスされるので、私たちの介在価値も出てくるのではないかと考えています。
法人向けのビジネスは、私たちが元々は受託開発も行っていたため、企業の課題や実現したい世界観をヒアリングし、プロジェクトとして個別対応しています。
そして、仮想空間はまだまだ発展途上の領域のため、今後、更なる活用方法が期待できます。
私たちとしても技術力を磨き、より多くの方のために役立つプロダクトを作っていきたいと考えています。
▼社内の雰囲気
VRは正解がない世界です。
そのため、メンバーそれぞれが自ら考え続け、砂場で大きなお城を作っているような感覚に近い部分もあります。
ある種、映画のマトリックスのような世界を描き、実現に向けて走っているのかもしれません。
個人的には、好きをベースに仕事に夢中になれる環境を作るのが経営者の仕事を1つでもあると考えています。
そのため、メンバーたちが楽しそうに仕事をしてくれている姿を見ると私も嬉しくなります。
ちなみに出社は3ヶ月に1回だけですので、自走できるメンバーたちが任された役割を遂行してくれており心強い限りです。
開発環境は最先端の機器を購入したり、最新技術に触れるための投資や費用負担は会社としてするようにしています。
▼今後、会社で実現したいこと
5年後を目途にIPOを目指しており、資金調達を実施し、多くの方に応援していただきながら事業に取り組んでいます。
上場がゴールではなく、上場後に伸びる会社でありたいと考えていますので、地に足をつけてプロダクトの作り込みをしています。
もちろん、目の前にある課題に対してもアプローチしますが、次世代を担う産業を作れるように、未来に目を向けて仕事をすることが大事だと考えています。
少子高齢化や日本産業が抱える課題がたくさんあるのも事実です。
しかし、今の延長線上の世界ではなく、想像もしなかった世界を仮想空間は作り出せる可能性があると考えていますので、信頼を積み重ねながら前に進み続けます。
▼さいごに
仕事は他人評価が全てだと考えています。
自分は頑張ったと主張しても意味はなく、相手に評価されることが大事なので、結果にコミットする必要があります。
それを実現するには、量や質、再現性などいくつかポイントがあると思います。
少しでも成功の確率を上げるために新しいツールをすぐに試したり、好奇心をもって相手に良い問いを投げかけ対話を重ねるなど、泥臭いことをやり続けることでしか、結果は出ないのではないでしょうか。
会社では上場に向けて優秀な人材を迎え入れる準備をしています。
もし興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。