はじめまして。
エーテンラボ株式会社の代表取締役を務める長坂 剛です。
当社は、専門家監修のもとに作成された「みんチャレ」という5人1組で続ける「習慣化アプリ」の開発と運用をしている会社です。
1982年に静岡県で生まれました。
学生時代はゲームに熱中し、大学の時には、業務委託の仕事で貯めた300万円をアーケードゲームに使うなど、今思えば趣味の領域を超えた熱狂ぶりだったと思います。
並行して、映画を作りたいという想いがあり、自主制作映画の世界にものめり込んでいきました。
大学卒業後はソニー株式会社に入社しました。
B to Bソリューションの営業やデジタルシネマビジネスの立ち上げを経て、戦略部門マネージャーとして様々な仕事に携わっていました。
2011年には、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントで、プレイステーションネットワークの新規サービス立ち上げに参画し、ゲーム好きな私にとっては非常に充実した日々を送っていました。
仕事を通してゲーミフィケーションが与える行動変容について学び、2015年には、ソニー株式会社の新規事業創出部 A10 Project 統括課長として「みんチャレ」の開発をスタートさせました。
そして、2016年にエーテンラボ株式会社(A10 Lab Inc.)を創業し、ソニーから独立し今に至ります。
また、ソフトバンクアカデミアの外部一期生として学び、様々なバックボーンを持つ同志に刺激を受けたことも、当時の私にとっては大きな財産となりました。
その時の学びが、会社運営やプロダクトの開発に与えている影響も少なくはありません。
私自身、根底には「人が幸せになることがしたい」という欲求があり、「みんチャレ」というプロダクトを通してそれを実現できたら、自分自身も幸せになれると考えています。
▼会社の事業内容を教えてください
「テクノロジーでみんなを幸せにする」をミッションに、デジタルピアサポートアプリ「みんチャレ」を開発・運用しています。
5人1組で続ける「習慣化アプリ」なのですが、例えばダイエットや禁煙など同じ目的を持った仲間でチームを組み、毎日状況を共有し合いながら目的の達成を目指します。
ランニングや趣味、マインドフルネス、早起きなどジャンルは多岐に渡り、複数のチームが結成されています。
他にも、自治体向けの介護予防プログラムや、企業・健康保険組合向けの生活習慣改善プログラムなども展開しています。
自治体向けのサービスでは、シニア向けにカスタマイズしたプログラムを通し、社会参画や運動促進、同じエリアの人とのコミュニティ形成の役割も担っています。
企業・健康保険組合向けのサービスでは、禁煙を目的とした3ヶ月のプログラムで、禁煙補助薬と「みんチャレ」を組み合わせて楽しく禁煙を続けられる仕組みを構築しています。
禁煙外来での禁煙成功率が3割といわれているなか、「みんチャレ」の場合は5割の禁煙成功率という数字も出ており、手前味噌ながら、私たちの提供するサービスの可能性を感じています。
Google Playベストアプリも3度ほど受賞し、少しずつですが色んな方に認知していただきながら、事業拡大を進めています。
▼会社の特徴・強み
効果を出せるヘルスケアアプリだと思います。
上記の禁煙成功率の件もそうですが、「みんチャレ」は毎日仲間と状況を共有するので、良いバランスで人に見られている緊張感があります。
それにプラスして、チームメンバーからのリアクションやフィードバックがあるので、継続しやすい要素がいくつも詰まっています。
ゲーミフィケーションを取り入れることで、1人では億劫なこともチームで楽しみながら継続できるのが「みんチャレ」の良いところでもあります。
そして、自分の目的達成だけでなく仲間の成功のサポートを通して「人のためになっている」という充足感を得られる点も、ユーザーの方からは好評です。
デジタルピアサポートは取り組んでいる会社がほとんどなく、私たちがリーディングカンパニーとして、習慣化プラットフォームの新しい世界観を創っていきたいという想いが強いです。
また、各領域の専門家の方々に開発チームに入ってもらっているので、医学的な根拠をもとにプロダクト開発が出来ている点も当社の強みです。
アプリを作るだけであれば他社さんでも出来る部分はあると思うのですが、私たちの場合はエビデンスをもとに開発を進めているので、ユーザーさんにとってベストな形をより解像度高く追求できていると自負しています。
私自身がソニーで仕事をしている際、医療の領域のお仕事もさせていただいていたので、点と点が繋がって今の「みんチャレ」が少しずつ確立されていっています。
▼社内の雰囲気
一緒に仕事をしてくれているメンバーは、「テクノロジーでみんなを幸せにする」というミッション及び「みんなが行動変容できる世界をつくる」というビジョンに共感して入社してきてくれています。
改めて、同じ想いを持って仕事をしてくれる仲間がいることは非常に心強いなと感じています。
また、毎週金曜日に「DEMO」という人の良いところをアウトプットする場を設けています。
アウトプットの場を定期的に作ることで、一緒に働くメンバーの素敵な部分に目が行くようになり、お互いを尊重しながら心理的安全性の高い組織風土が自然と醸成されていると感じる場面も増えてきました。
創業して比較的早い段階から「DEMO」の時間を設けていたので、今では会社の当たり前の風土として定着しつつあります。
▼今後、会社で実現したいこと
高血圧や糖尿病などの重症化予防ソリューションの幅を広げていきたいと考えています。
「みんチャレ」で蓄積されたデータやノウハウをもとに、私たちは更なる挑戦が出来ると確信しています。
健康経営が求められる時代の中、どのようにアプローチすればいいのか分からない企業や経営者の方も多いのではないでしょうか。
法人向けのサービスもさらに充実させていきたいですし、個人のユーザー向けの新しいサービスも粛々と準備を進めています。
良い仲間が集まってくれているので、一枚岩となり挑戦を続けていきたいと思います。
▼さいごに
働く上で3つのことを大事にしています。
1. Encourage(人を勇気づける・人に勇気づけられる)
2. Proactive(自ら行動し幸せになり、自分の心を満たした上で人も幸せにする)
3. Smart & Wild(Smartに考えを巡らせて、Wildな速さで実行する)
上記は会社のVALUEとしても掲げており、一緒に仕事をするメンバーの共通認識として社内の会話でも飛び交っています。
時代の変化が激しいなか、ソリューションの内容はその都度考え実行しなければいけません。
また、それを実現するには、柔軟な姿勢で行動変容し続ける必要があります。
同じ志を持って集まってくれたメンバーの成長機会を創出し続け、社会に提供できる価値を増やしながら、結果的に会社も成長できるような状況を経営者として追い求めたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
もし興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。