はじめまして。
株式会社ホロニック 代表取締役 長田 一郎です。
自社ブランドである「セトレ」のホテル運営や、それに付随する事業を通して地域マネジメント業を行っています。
生まれは神奈川県の横浜市です。
父親も経営者でしたが、帝王学を教え込まれたという訳ではなく、背中を見て経営者とは何かを感じながら育った記憶があります。
中学校は全寮制の学校に入学し、高校を経て関西の同志社大学に進みました。
大学時代にはイベントの企画運営や、企業に対して営業をしながら起業をかじっていた時期もありました。
新卒で就職先を選ぶ際は、金融の知識が必要だと考え1991年4月に大和證券株式会社に入社しました。
金融の知識のベースを身に付けることは出来ましたが、自分がワクワクし切れていない気持ちもあり、全寮制の中学で同級生だった株式会社プラン・ドゥ・シーの代表に相談し、1994年4月に私も入社することになりました。
当時はまだ数人の会社でしたので、自分で企画してイベントを催し、新しい取り組みも比較的裁量権を持ち仕事をさせてもらっていました。
1995年12月には関西支社の支店長として関西の地で仕事をすることになり、庭園レストランの再生事業や、関西に根付いた仕事にも多く携わらせてもらいました。
そして、1998年12月に株式会社ホロニックを設立し、2012年2月ホロニックホテルズ株式会社の代表取締役就任、2017年9月に株式会社JR西日本ホロニックの代表取締役にも就き今に至ります。
▼会社の事業内容を教えてください
地域マネジメント事業という大きな括りで仕事をしていますが、噛み砕くと下記事業に分けられます。
① ホテル事業
② コンサルティング・受託事業
③ 物販事業
元々、前職でブライダル業界に携わっていましたので、業界変革の一役を担いたいという気持ちで独立したのがスタートでした。
結婚式はその日以降、お客さまとの関係性が途絶えてしまうのが私にとってはもったいないなという感覚が非常に強かったです。
そして、ホテルセトレ神戸・舞子というホテル運営に携わる機会に恵まれ、ブライダルだけではなく、少しずつホテル運営や今の事業の形に近づいてきました。
ホテル運営をするにあたり、立地が非常に大事ですので、私たちが展開する市街地から少し離れた場所のホテル運営は知恵を絞る必要があります。
その場所に人をどうやって呼ぶかは、これだけモノがあふれた世の中ですので、地域資源で差別化していくしかありません。
そして、その地域に住む人たちもホテルの当事者になっていただけるように、地域の方と繋がる地域コミュニティの形成も非常に重要です。
コンサルティング・受託事業では、行政からの地域開発の受託や企業からの受託など多岐に渡ります。
元々、受託事業の割合が大きかったですが、ホテル事業を始めてから少しずつ売り上げの割合も変わってきました。
物販事業では、地域の特産物を活かした商品や、セトレブランドのカヌレなども販売しています。
3つの事業が相乗効果のあるように、親和性を高めながら事業を構築していっています。
また、ホテルセトレ神戸・舞子周辺の、舞子東海浜緑地(アジュール舞子)の西側利便施設については、建物・施設の所有及び管理運営を行う次期事業者として当社が採択され、ホテル運営だけではなく、地域全体の在り方を皆さんと考えながら、より良い街にしていきたいと考えています。
▼会社の特徴・強み
元々、私がブライダル業界にくさびを打つつもりで独立しましたので、他の会社とは少し毛色が違うかもしれません。
ブライダルやホテル業界も同様ですが、サービス残業が当たり前で、労働環境も整備され切ったと言えるには程遠いものでした。
もちろん業界の良い部分は残しながら、風穴を開けるつもりで自社の取り組みを通して精進しています。
私たちの会社は、ブライダルやホテル事業を運営していますが、地域課題を解決するという点を1つのテーマにしています。
関西と一括りにしても、地域によって特色が異なります。
その地域の資源や地なりを活かしたサービスを提供し、場合によっては行政の受託事業などを通してより地域に密着したダイナミックなサービス提供を行っているのも当社の特徴です。
これだけモノが溢れている世の中で、ソフト面の充実がサービスの受け手にとっては満足度に直結するのではないでしょうか。
自社のこれまでのノウハウを活かしながら、ホテル利用者の方だけでなく、地域の人たちからも必要とされる存在を目指して事業に向き合っています。
▼社内の雰囲気
ホテル事業以外にも、エグゼクティブビジネスマンが集う会員制クラブの運営なども行っていますが、共通して言えるのは「良いメンバー」が集まってくれていることです。
相手に配慮してサービスを提供できるのはもちろんですが、それぞれが良い意味で個性があり、お客さまと関係性が深まっている姿を見ると私も嬉しい気持ちになります。
また、メンバー同士もフラットで、比較的、仲は良いのではないかと思います。
会社主催の懇親会以外にも、メンバー同士で食事に行ったり、自分の経験値を増やすために数人で外部のサービスをプライベートで受けに行っている場合もあります。
人に喜んでいただくサービスを提供するには、提供する側のスタッフの心も満たされている必要があります。
それは労働環境だけでなく、お客さまから喜んでいただける機会の創出、自身の成長実感など色んな要素があると考えています。
今は、現場の支配人やマネージャーが自ら考え現場の実態に即した取り組みをしてくれていますので、役職問わず、良いメンバーに恵まれて仕事が出来ているなと実感しています。
▼今後、会社で実現したいこと
「地域資源を企画する」という想いはこれからも変わりません。
ホテルや各種施設など、人が物理的に集まれる場所を私たちはハブにして事業を展開出来ています。
また、私たちの想いを実現するには、私だけでなく、社員一人ひとりが自分自身を磨きながら、持続可能性の高い社会の実現を目指していく必要があります。
「KOBE WEST COAST PARK 構想」など、具体的に取り組んでいるプロジェクトは複数ありますが、「個(従業員)と組織(会社)の有機的調和を実現し、生きがい・やりがい・働きがいに溢れる「よき社会」創りに貢献します」というミッション実現のために、一つひとつ丁寧に仕事に向き合うことが全てだと考えています。
▼さいごに
皆さんも生きていると、ふとした瞬間に違和感を感じたりすることがあると思います。
恐らくその違和感は、何か大きな問題の一部であったり、社会にとって課題であるケースもあります。
その社会課題を解決することがビジネスであり、私たちホロニックの存在意義です。
ホテル事業という地域に密着したビジネスを展開していますので、これからも地域やそこに住む人と共に、より良い未来を描き確立できたらと思います。
時代の変化が激しい昨今ですが、時代が変わっても、ベースにある本質的な大事な部分は変わりません。
人としてビジネスマンとして大事な部分はプライドを持ち続けながら、新たな挑戦をこれからも続けていきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
もし興味を持っていただけた方は、お気軽にご連絡ください。